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新・ドラゴン騙りのシャーマン(だから違ryLANGEの完全気まぐれブログです。内容も気まぐれ。更新も気まぐれ。PAGE | 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 | ADMIN | WRITE 2006.04.13 Thu 11:53:40 来るよ...来るよ...貴方の後ろに.......(-д-llll分かる人には、既に昨日の段階で、今日のネタが読めていたかなと(^^;
ご期待(誰もしてねぇ)に裏切らず、周りの呆れている目も知るかと跳ね除け、今日も絶好調に行きたいと思います。 分かる人には分かるカルトアニメ「ベターマン」。 SFホラー怪獣ロボット物...どのカテゴリーにしていいのかいささか迷うこの作品は、米たにヨシトモ監督の世界観を全面に押し出した異例のアニメ。 言うなれば、米たに監督が好き放題やることを前提に企画されたものなのだ。 サンライズといえば、ロボット...の期待に漏れず、ロボットは出てくる。 しかし、ガンダムや前作のガオガイガーのような、ヒーロー的ロボットが暴れまわる作品とは一線を引いた作品である。 実際、登場するロボット「覚醒人1号」や「ティラン」は、格好いい!とは間違っても言えない。 恐る恐る見た第一夜。 やけに陽気でボケキャラ的な主人公少年・蒼斧蛍汰のドタバタばかり目に付くが、その裏で確かに何か日常を脅かしつつある...という感じ。偶然、幼馴染の彩火乃紀とニューロノイド覚醒人1号に乗り込むことに。 ニューロノイドというロボットは、兵器というよりは、調査用のロボットであるが、調査分析を得意とアクセプトモードと状況の打開や戦闘を得意とするアクティブモードに変形することができる。 変形と言っても、上下がひっくり返るだけだが、そこは米たに演出の凄い所で、格好よく見えてしまうのだから不思議である。 このニューロノイドは、デュアルカインド(二人揃う事で、デュアルインパルスという信号を発することのできる者)の資質を持つ2人が揃わなければ操作することが出来ない。 青斧はたまたまデュアルカインドだった為に、覚醒人1号のヘッドダイバー(操縦者)になり、正体不明の敵と戦うことに。 一度は敵を倒したものの、活動限界になり、絶体絶命の大ピンチ! そこにあらわれるベターマン。 という所で終わる第一話。 意味不明すぎる! 実はベターマンというのは、人類と光学異性体で、人類にとっての免疫抗体に当たる役割を負う。 メインに出てくるベターマン・ラミアは、アニムスという花の実を取り込む事で、怪獣のような姿に変身することができるのだ。(変身形態は複数あり、状況によって使い分ける) ベターマンにとって、火乃紀はなくてはならない存在であり、ラミアは火乃紀を守る為に、ピンチになると現れるようになる。 問題は敵。 最初の5夜までは、兎に角敵が誰であるか分からないという、闇編。 次々と敵が現れるのだが、黒幕の正体が見えない...即ち闇のなかで手探り状態なのだ。 これは兎に角怖いです。 SF的要素が強いホラーではあるが、精神的に怖わがらせるタイプのホラーである。 SFである故に科学的な解説が随所に入るのも、SFファンには楽しめる要素だ。 6話からはなんだかよく分からないUMA怪物が敵となるバイオ編。 正体は明らかだが、生理的に受け付けない人もいるかも知れない。 虫虫攻撃や、13話など、味方があわや全滅...という、別の意味での怖さがある。 15夜からは、人間関係や各登場人物生い立ちが明らかになっていくドラマ性が強く出てくる。敵は人間である、だからこそ怖い超人編。 人類とは何か? ということを突き詰めていく。 30夜から最終夜までが、人類の進化や生・死・愛という面をリアルに問う闇編2。 全編に渡り、謎掛けが多く、ストーリーも複雑である。 主人公・青斧の生い立ちが謎であったり、行方不明になった火乃紀の家族の謎、ベターマンの謎その他、兎に角登場人物に謎が多く、先がどうなっていくのか読めないもどかしさ、怖さがある。 異常事態の原因である「アルジャーノン」という現象からして、原因が最後の最後まで明かされないのだ。 そのため、1夜でも見逃すとかなり危険である。 他にも謎は数多く存在するが、製作過程でスタッフにも知らされなかったと言うほどの拘りようだ。 ベターマンの魅力は、「人類とは何ぞや?」「愛することの素晴らしさ、死とは何か? 生きることとは何か?」という単純に見えて難しいテーマにシビアに挑んでいる点。 説明がましい部分は多いが、そういう問題に納得のいく解答を呈してくれる事だろうか? 人は1人では生きられない。人類は人類だけでも生きていくことが出来ない。 そして、人類の進化という点にも触れている。 ホラーな内容、深夜番組ということで全体的画面が暗い。 真夜中に伝電気を消してみていると、マジでこぇぇぇぇぇっつ! 見た後、寝るのが怖くて朝まで起きていたファンも多かったとか。 ベターマンの素晴らしい所は、田中公平担当の音楽も忘れてはいけない。 各場面と音楽がぴったりとあって、映像との相互効果はひっけんである。 限られた制作時間の中でも、かなり音楽と映像の連動に時間を書けたり、監督からの音楽への注文も具体的なものが多かったとか。 因みに、エンディングの「鎮-requiem-」は、監督自ら作詞作曲。おまけに歌っている謎の覆面歌手※-maiは、監督自身だったりする入れ込みよう。 米たに監督といえば、勇者王ガオガイガーの監督として有名だが、なんとこのガオガイガーの世界観が、ベターマンの随所に出てくるのだ。 例えば、青斧のクラスメートの牛山次男。 知っている人は知っている、ガオガイガーのGGGの隊員でレギュラーの牛山一男の弟である。 又、覚醒人1号を開発した有限会社赤松工業の赤松社長は、ガオガイガーの主役である、獅子王凱の叔父にあたる、獅子王雷牙の子どもだったりする。 他にも、ガオガイガーに登場したキャラクターや設定、アイテムが、ちょい役的に出てくるのが面白い。 ファンなら当然思う「ガオガイガー×ベターマン」。 それが「ガオガイガーfainal」(TV版)で実現したのだ。 これはかなり楽しませてもらいました。 (因みに、OVA版の「ガオガイガーfainal」には、ベターマンは直接関わりなし。2話目に赤松社長がちらりと出たのは有名) 米たに作品の入門編としては、ガオガイガーをお薦めするが、その世界観に興味を持てたら、是非、ベターマンも見て欲しい。 PR TrackbacksTRACKBACK URL : CommentsおひさしぶりですPosted by 元FC会員 2006/04/17(Mon) 14:21:29 EDIT まさかと思ったんですが、管理人さんはYYFCの方だったんですね。
無題Posted by 鳥使いLANGE 2006/04/20(Thu) 22:34:08 EDIT こんばんわ。
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