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久々に泣けた

勇者王ガオガイガー FINAL GRAND GLORIOUS GATHERINGを1からラストまで一気に見直す。

いいなぁ。

DVD未購入、TV放送時も録画を忘れたので、見るのは2回目。しかも、一気に見たもので、なんていうか疲れた(^^;
いやぁ、熱い! 魂が熱いよ!!

ガオガイガーもガオファイガーもイマイチ好きじゃない自分は、脇役代表の超竜神ファン。
脇役っていっても、もっとも勇者らしい勇者ロボだと思うよ。
オリジナルシリーズの「正午の悪魔」にしろ、「激突!機界四天王」にしろ「暗黒の大決戦」にしろ、ひたむきな超竜神に物凄く惹かれる。
主役(ガオガイガー)を引き立たせるだけの脇役じゃないぞ。

で、FINALの話に戻るが、改めて見ると以外にジェネシックガオガイガーいいねぇ。
シルエットは悪魔っぽいし(^^;
龍というか怪鳥をモチーフにしたジェネシックマシン・ガジェットガオーがいい。
FINAL12話の中で、ジェネシックガオガイガーへのファイナルフュージョンは1回だけなので、そのマシンの姿を見れるのは1回のみなのが残念。

過酷な戦いの中でも希望のあったオリジナルシリーズと違い、FINALはダークだ。
倒しても倒しても復活する敵との、勝ち目のない戦いが延々と続くので、もどかしさのようなものは感じる。
OVAでは全8話だったものを、共通の世界観を持つ姉妹作品である「ベターマン」との融合やオリジナルシリーズのシーンを挟み込むことで、更にもたついた感じも否めない。
(OVAは純粋にガオガイガーの世界観を理解しているファン向けであり、TV放送版はそういうわけにも行かないので説明しなければいけないという点では、致し方がないかなとは思うけど。

そういや、OVA版は持ってたなぁ。
今更見返す気にならないのが事実だけど(^^;

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終わっちまったアニメのことを乱文でとりとめもなく呟く

米たにネタを以前ここで書いた為か、最近そっち系のキーワードで検索してくる人が多いことに気付く。(というか、今日気付いた)
なんだかなぁ。

1位 ドラズ系…結構興味ある日と今でもいるんだ
2位 ガオガイガー…ファイナルもあったことだし、妥当なのだが
3位 ベターマン…一応、ガガガファイナルに出てるしね

でも、終わってしまったアニメだ。
過去のもの...過去のものだが未練が...。

未練があったから、同人誌なんぞ作ったんだな。
今もだが、人なんぞ描けない。
ならば何を描いていたかというと人外。
ベターマンに出てくるクリーチャとか、ガイガイガーの勇者ロボとか(^^;

あの本、売れきれた割にはマイナー。
で、試しにヤフオクで検索するが、hitしない。
ダー!

同人と言っても、よろずで色々やっていた訳だが、大抵ネタものはコピーで、おまけで出していたものも多い。
原稿すら残っていないまぼろしの物も。

何年か前だか、通販のおまけで配っていたドラズ映画の第2弾(挑戦状)の新版の方の原稿を紛失。
知る人ぞ知る某絵師の挿絵が秀逸な一品だったのに、惜しいことをした。

某絵師といえば、アニメのグッズコレクターな訳ですが、そこらにあるアニメショップなどで売っているキャラグッズではなく、資料。
米たに物なら、「ベターマン」の設定集やら、ドラズの「七不思議」の絵コンテとか、凄いものを持っているわけで。
どれも凄いのだが、やはり凄いのは藤子不二雄の直筆サインでしょ。
はい。Aと亡きFの両者のサインの入っている色紙。
いつから二人がばらばらに活動を始めたのか忘れたが、それ以前のものですね。凄い。

その絵師に頼まれて、ドラズのキャラ設定資料(挑戦状)の落札を、丁度チャットでご一緒していた某氏に依頼。
(丁度クレカの切り替えで、オークションへの参加ができなかったので)
落札したブツはうち経由で絵師の所に送付。
だが、そこは偽造カードオリカ職人の名にかけて偽造...もとい複製(こら!)
で、その複製を持っている訳だが、私なんぞが見ても「へぇー」程度。
で、ぴらぴら見ていたら「!」
演出の錦織氏が描いたと思われるページが...。
錦織氏といえば...といえば...「火の鳥」。
手塚治ではない、ガオガイガーの方。
あのエピソードの絵コンテ書いた人じゃないか!

別の意味で感動してしまった。

感動しながら、BGMでガオガイガーファイナルスペシャルCDドラマ「宇宙の空はオレの空」を聴く。

アルマ「ボゲチュウ、ゲットだぜ!」
ダニだこりゃ....orz

↑分かる人だけ笑え

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来るよ...来るよ...貴方の後ろに.......(-д-llll

分かる人には、既に昨日の段階で、今日のネタが読めていたかなと(^^;
ご期待(誰もしてねぇ)に裏切らず、周りの呆れている目も知るかと跳ね除け、今日も絶好調に行きたいと思います。

分かる人には分かるカルトアニメ「ベターマン」。
SFホラー怪獣ロボット物...どのカテゴリーにしていいのかいささか迷うこの作品は、米たにヨシトモ監督の世界観を全面に押し出した異例のアニメ。
言うなれば、米たに監督が好き放題やることを前提に企画されたものなのだ。
サンライズといえば、ロボット...の期待に漏れず、ロボットは出てくる。
しかし、ガンダムや前作のガオガイガーのような、ヒーロー的ロボットが暴れまわる作品とは一線を引いた作品である。
実際、登場するロボット「覚醒人1号」や「ティラン」は、格好いい!とは間違っても言えない。

恐る恐る見た第一夜。
やけに陽気でボケキャラ的な主人公少年・蒼斧蛍汰のドタバタばかり目に付くが、その裏で確かに何か日常を脅かしつつある...という感じ。偶然、幼馴染の彩火乃紀とニューロノイド覚醒人1号に乗り込むことに。
ニューロノイドというロボットは、兵器というよりは、調査用のロボットであるが、調査分析を得意とアクセプトモードと状況の打開や戦闘を得意とするアクティブモードに変形することができる。
変形と言っても、上下がひっくり返るだけだが、そこは米たに演出の凄い所で、格好よく見えてしまうのだから不思議である。
このニューロノイドは、デュアルカインド(二人揃う事で、デュアルインパルスという信号を発することのできる者)の資質を持つ2人が揃わなければ操作することが出来ない。
青斧はたまたまデュアルカインドだった為に、覚醒人1号のヘッドダイバー(操縦者)になり、正体不明の敵と戦うことに。

一度は敵を倒したものの、活動限界になり、絶体絶命の大ピンチ!
そこにあらわれるベターマン。
という所で終わる第一話。
意味不明すぎる!

実はベターマンというのは、人類と光学異性体で、人類にとっての免疫抗体に当たる役割を負う。
メインに出てくるベターマン・ラミアは、アニムスという花の実を取り込む事で、怪獣のような姿に変身することができるのだ。(変身形態は複数あり、状況によって使い分ける)

ベターマンにとって、火乃紀はなくてはならない存在であり、ラミアは火乃紀を守る為に、ピンチになると現れるようになる。

問題は敵。
最初の5夜までは、兎に角敵が誰であるか分からないという、闇編。
次々と敵が現れるのだが、黒幕の正体が見えない...即ち闇のなかで手探り状態なのだ。
これは兎に角怖いです。
SF的要素が強いホラーではあるが、精神的に怖わがらせるタイプのホラーである。
SFである故に科学的な解説が随所に入るのも、SFファンには楽しめる要素だ。
6話からはなんだかよく分からないUMA怪物が敵となるバイオ編。
正体は明らかだが、生理的に受け付けない人もいるかも知れない。
虫虫攻撃や、13話など、味方があわや全滅...という、別の意味での怖さがある。
15夜からは、人間関係や各登場人物生い立ちが明らかになっていくドラマ性が強く出てくる。敵は人間である、だからこそ怖い超人編。
人類とは何か? ということを突き詰めていく。

30夜から最終夜までが、人類の進化や生・死・愛という面をリアルに問う闇編2。

全編に渡り、謎掛けが多く、ストーリーも複雑である。
主人公・青斧の生い立ちが謎であったり、行方不明になった火乃紀の家族の謎、ベターマンの謎その他、兎に角登場人物に謎が多く、先がどうなっていくのか読めないもどかしさ、怖さがある。
異常事態の原因である「アルジャーノン」という現象からして、原因が最後の最後まで明かされないのだ。
そのため、1夜でも見逃すとかなり危険である。
他にも謎は数多く存在するが、製作過程でスタッフにも知らされなかったと言うほどの拘りようだ。

ベターマンの魅力は、「人類とは何ぞや?」「愛することの素晴らしさ、死とは何か? 生きることとは何か?」という単純に見えて難しいテーマにシビアに挑んでいる点。
説明がましい部分は多いが、そういう問題に納得のいく解答を呈してくれる事だろうか?
人は1人では生きられない。人類は人類だけでも生きていくことが出来ない。
そして、人類の進化という点にも触れている。

ホラーな内容、深夜番組ということで全体的画面が暗い。
真夜中に伝電気を消してみていると、マジでこぇぇぇぇぇっつ!
見た後、寝るのが怖くて朝まで起きていたファンも多かったとか。

ベターマンの素晴らしい所は、田中公平担当の音楽も忘れてはいけない。
各場面と音楽がぴったりとあって、映像との相互効果はひっけんである。
限られた制作時間の中でも、かなり音楽と映像の連動に時間を書けたり、監督からの音楽への注文も具体的なものが多かったとか。
因みに、エンディングの「鎮-requiem-」は、監督自ら作詞作曲。おまけに歌っている謎の覆面歌手※-maiは、監督自身だったりする入れ込みよう。

米たに監督といえば、勇者王ガオガイガーの監督として有名だが、なんとこのガオガイガーの世界観が、ベターマンの随所に出てくるのだ。
例えば、青斧のクラスメートの牛山次男。
知っている人は知っている、ガオガイガーのGGGの隊員でレギュラーの牛山一男の弟である。
又、覚醒人1号を開発した有限会社赤松工業の赤松社長は、ガオガイガーの主役である、獅子王凱の叔父にあたる、獅子王雷牙の子どもだったりする。
他にも、ガオガイガーに登場したキャラクターや設定、アイテムが、ちょい役的に出てくるのが面白い。

ファンなら当然思う「ガオガイガー×ベターマン」。
それが「ガオガイガーfainal」(TV版)で実現したのだ。
これはかなり楽しませてもらいました。
(因みに、OVA版の「ガオガイガーfainal」には、ベターマンは直接関わりなし。2話目に赤松社長がちらりと出たのは有名)

米たに作品の入門編としては、ガオガイガーをお薦めするが、その世界観に興味を持てたら、是非、ベターマンも見て欲しい。

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無限のパワーだ! 不滅の友情伝説

昨日に引き続いてアニメネタで申し訳ない。
勇者王ガオガイガー同様、仲間内で大ヒットしたのがザ☆ドラえもんズ。
えー。
この話をする前に、私は小学生の頃からのドラえもんFANです。
熱狂的な...と言うほどでもないにしても、細く長く好きだったと言う感じかな?
言うと年齢ばれそうですが、私が小学生の頃は、ドラえもんは月~金曜の夕方に10分のエピソードを1本ずつ放送していたんですね。
それが面白くて、毎日欠かさず見ていました。
因みに、日曜日は朝、10分の枠で、3つのエピソードを一挙放送。もちろん、これも必ずチェック。

古くからのドラえもんファンには、邪道であるとイマイチ不評なドラえもんズ(以下ドラズ)ですが、そもそも元祖ドラえもんとドラズを同視するほうが間違いだと思う。
ドラズは、基本的に未来世界を舞台にした、のび太・ジャイアンなどの出てくる現代を舞台にしたドラえもんと全く違う作品であると考えた方が正しいです。
ドラえもんでは、のび太を見守る保護者的役割のドラえもんも、ドラズの中では友達同士で、対等な関係なのだ。
そこが大きな違いである。

ドラズといえば、原点は1995年に3DOソフトとして発売された、「友情伝説ザ・ドラえもんズ」。
主役はドラえもんとのび太であることはあるのですが、ドラえもんがロボット学校時代の同級生で、友情を誓い合った仲間達として登場したのがドラズなのだ。
ドラズを知らない人は→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93%E3%82%BA

コミックでも連載があったが、何よりもお薦めしたいのが、映画である。
1995年春公開の「のび太の創世日記」の同時上映作品として公開された「2112年 ドラえもん誕生」がドラズの映画デビュー。
とは言っても、セリフは殆ど無く、顔見世程度。
ゲーム「友情伝説ザ・ドラえもんズ」の宣伝と言った所であろうか。
監督は、昨日のネタ「勇者王ガオガイガー」の監督として有名な米たにヨシトモ(米谷良知名義)。
当然、スピード感溢れる演出が光る良作である。

ドラズの本格的映画デビューは、翌年公開の「ドラミ&ドラえもんズ・ロボット学校七不思議!?」である。
とにかく、スピード感溢れる別名「ジェットコースタームービー」。
生前の藤子F不二雄が目を回したかどうかは定かではないが、「ついていけない」とこぼしたと言うエピソードも。
しかし、侮るべからず、内容は本当にロボット物と言っても過言ではないほど。

ドラミの卒業式に参加するために母校・ロボット学校を訪れていたドラえもん。
しかし、突如天候が急変。
落雷の影響で校内のシステムが暴走開始。
巨大な何かに吸い込まれてしまったドラえもんを助け出すため、ドラミはドラえもんが落としていった親友テレカでドラズを呼ぶ。
真っ先に駆けつけてきたキッドともに、次々と襲い掛かってくるロボット達と戦うと言う話だ。
ストーリーはキッドとドラミを軸に進んでいくため、他のドラズの出番はあまり多くはないが、各自見せ場はしっかり押さえている。
様々なロボット達が出てくるが、思わず「ゾンダー!?」な感じ。
諸悪の根源は、落雷のエネルギーで暴走した、かつてのマスターコンピューター・ダディ13号。
一度はダディ13号にあやつられてしまうキッドを除くドラズも、キッドの喝で正気を取り戻す。
「忘れたとは言わせないぜ。俺たちの友情伝説!」
うひゃー!
ここからのクライマックスはマジでかっちょぃぃぃぃぃ!です。
親友テレカのパワーで見事ダディ13号を浄解もとい、狂わせていた悪いエネルギーを解消することに成功。
見せ方は滅茶苦茶上手い。
しかも、音楽はあの田中公平が見せ場を華麗に盛り上げるのだから、これは本当に見なければ損ですぜ。

更に翌年公開の「怪盗ドラパン謎の挑戦状! 」
ドラズシリーズで最も人気があり、文句なしの傑作である。
ロボット学校の校長からドラズのメンバーの共に「怪盗ドラパンに研究所を狙らわれ、助けて欲しい」という手紙が...。
早速パリの上空にある空中研究所に向かう、ドラメッドⅢ世とドラリーニョ。
集合するドラズの前に現れる校長。しかしそれは、変装した怪盗ドラパン。
手紙は偽物で、ドラズを誘き寄せるための罠だったのだ。

電磁波で秘密道具は使えないという状況下、ドラズは奥の手・親友テレカの友情パワーで怪盗ドラパンをやっつける...はずが、これぞドラパンの思う壺。
彼の持つキンキンステッキでパワーを逆流させられ、キンキンのブロンズ像にさせられてしまうドラズ大ピンチ!
ところが、一筋縄では行かないドラズ。
ドラメッドとドラリーニョは、間違ってタロットカードとイエローカードを出していたため、難を逃れたのだ。
無論、ドラパンが見逃すはずはない。
あの手この手で2人に親友テレカを使わせようと追い回す。
だが、迷宮の塔でミミミという少女と出会い、ドラパンが悪者ではないという訴えを聞き、迷うドラリーニョ。
そこに、助けを求めるドラえもんが...。
それがドラパンであることを察したものの、ミミミを信じてテレカを使い、ブロンズ像にされてしまう。
それを見て怒り狂ったドラメッドが巨大化して追いかける。
そして遂にドラメッドとドラパンの対決が...。
と言うシーンで何故か対決にならない!
ミミミを人質にドラパンを脅し、ドラズの親友テレカを狙わせていた悪の科学者ドクター・アチモフ(爆笑)の登場。
アチモフは、親友テレカの無限のパワーを利用したアチモフマシンで、世界中のロボット達を操り世界を支配するのが目的。
真実を知ったドラメッドは、ドラパンが正義であることを信じ、自らテレカを使いブロンズ像にされてしまう。
約束を果たしたドラパンはミミミの開放を止めるが裏切られ、対決を決意する。
ドラズを復活させるが、アチモフ操る巨大ロボが立ちはだかる。
宇宙空間を舞台に、壮絶?なる戦いが開始される!

何と、ドラズの合体シーンがあるんですよ。
普通なら笑いしか取れないネタにも拘らず、米谷監督の素晴らしい手腕で格好いいシーンに!
各自の得意技を駆使してアチモフロボと戦うドラズ達。
ドラリーニョのミニドラ軍団がアチモフから親友テレカを取り戻し、クライマックス。
落ちは水戸黄門並に定番化しているのはご愛嬌。
もちろん、格好いいです。

ドラパンの声優はあの「シティーハンター」などで御馴染みの神谷明。
この映画はオールナイト公開で見ましたが、ドラパンの第一声で会場は大爆笑だったのは言うまでもない。
私的には、ドクター・アチモフの声が銀河万丈であることが嬉しい。
「ミスターウォーフだ!」
とつぶやいた自分はトレッキー(^^;

それにしてもドクター・アチモフって、冗談きついですよ。
ロボットを操って世界制服を狙うこの科学者は、あのロボット三原則で名高いSF作家で科学者のアイザック・アジモフを意識しているのは間違いない。
冗談きついよ、米谷さん!

スピード感溢れる展開は前作同様だが、登場人物の心理描写などにも時間を割き、構成が実に丁寧で、とても30分の作品とは思えない見ごたえのある作品に仕上がっている。

1998年から15分に短縮され、ドタバタ要素のみが際立ってしまうが、「ムシムシぴょんぴょん大作戦!」「おかしなお菓子なオカシナナ!?」も必見です。
「オカシナナ」では、何と米谷監督自ら作詞したドラズのテーマソング『我ら ザ・ドラえもんズ』。水木一郎&堀江美都子のコンビが光る名曲である。

この翌年2000年より、米谷監督降板に伴い、錦織博が監督に。
「ドキドキ機関車大暴走!」
これはちょっと駄作と言いたい。
米谷時代の流れを受けてのスピード感溢れる構成になっているが、各キャラクターの描き方も心理描写も、見せ方も全てイマイチ。
錦織といえば、「ドラパン」の演出を始め、同じく米谷作品の「勇者王ガオガイガー」の名エピソード「正午の悪魔」「火の鳥」の絵コンテを担当した人なので、かなり期待していただけに残念で仕方がない。
尺の取り方を間違えたのか、クライマックのアチモフ(再登場)の巨大ロボとの対決も、あまりにあっさりと終わってしまい、「え????」と言う感じで、はっきりいって物足りないのだ。
2001年の「宇宙ランド危機イッパツ!」は、錦織監督であるが、CGの使い方が違和感があったり、やはりクライマックスの「え???」な物足りなさは残ってしまった。

2002年「ザ☆ドラえもんズ・ゴール!ゴール!ゴール!!」は、なんと5分の作品になり、ミュージカル映画。声の出演なし...という悲劇的な結果に。
以後は、ドラズの映画は製作されていない。

この後、ドラズ自体終息してしまったが、これで終わりは悲しい。
漫画の連載も終了。

学年誌連載分などは未読だが、単行本化された作品はほぼ目を通していますね。
別冊コロコロ連載版『ドラえもんゲームコミック ザ・ドラえもんズ』1~6巻
展開は映画同様の起承転結。
馬鹿馬鹿しい位にワンパターンだが、1~3巻にはドラズを妨害する謎のキャラが登場し、4巻目でその正体と隠された陰謀が明らかになるという複線が組み込まれていたり、映画の原作コミックやその前後談が収録されていたりする。
また、ドラズ誕生の秘密を描いた記念すべき第1話「親友テレカを手に入れろ!」を読まないと、ドラズの世界観は語れないです。
最終話は、禁じ手とも言うべき、ドラズの仲間割れのエピソードだったりする。名作である。

学年誌5.6年生に連載された作品をまとめた『ザ・ドラえもんズ スペシャル』は、コロコロ版より少しシビアな作品が多いように思える。
のび太が登場するのも特徴。
長編はかなり読み応えある。
1巻の「妖怪大決戦」、3巻の「戦国の覇王」は感動のシーン満載。
問題作は、8巻「進級テストで危機一髪!?」。
ロボット学校の進級テストで、姉妹校にロケットで向かうドラズと校長。
しかし、順調に行っていたのも束の間、ドアに仕掛けられていた爆弾で校長が大怪我を負ってしまう。
気絶する刹那、校長が言い残したのは「お前たちの中に偽者がいる」。
仲間同士である7人の間に、にわかに緊張が走る。
見た目は変わらないが、誰かが偽者であり、それは誰なんだ...。
本物のドラズだけが持っている友情の証親友テレカも、呪われた絶交テレカにすり返られていて、その影響で7人の友情が崩れ去っていく。
緊急事態に、通信機や脱出用ロケット、エンジンルームまでもが爆発し大ピンチのドラズ。
偽者を見つけ出さないと大変なことになる。
疑心暗鬼の闇の中、ついに偽者だと名乗り出たのはドラえもん。
他の6名の要求で、炎に包まれたエンジンルームで壊れたエンジンの修理を始めるドラえもんだが...。

マジで涙無しには見れない、しかも問題作である。
短編ではあるが、ミステリアスで、SFホラー「遊星からの物体X」を髣髴とさせる、敵が分からない恐怖を描いているのだ。
この作品には、コミックを共同所有している仲間も皆呆然。
ちなみに、事前アンケートで、コミックのベスト3を挙げてもらった所、4人中3人が選んでいたのは本当。
1位 親友テレかを手に入れろ!
 普通に映画化してもおかしくない冒険物
 ドラズの原点でしょ
 米谷監督演出で映画化すれば最高!
2位 進級テストで危機一髪!?(ドラズスペシャル)
 思わず息を呑む。ドラズファンにとっては、ドラズの仲が壊れていく過程は恐怖
 怖いです。こういうストーリーは。
 ドラズ作品はオチが読めるのが常なのに、読めない恐怖
3位 妖怪大決戦(ドラズスペシャル)
 キッドとドラリーニョの友情が最高
 キッドの男気に惚れた!

映画版では、断然「怪盗ドラパン謎の挑戦状!」が人気。
 水嫌いのドラメッドがドラリーニョを助けるために水に飛び込むシーンが凄い
 ドラリーニョがミミミを信じてテレカを使うシーンがいいね。ドラパンは上手く騙せたと思っているが、実はドラリーニョは気付いているという。
 合体シーンしかないでしょ!

兎に角、一度ドラズ・ワールドを覗いて下さい。

追記
ドラズの代名詞ともいえる伝説の秘密道具・親友テレカの設定は、そもそもどんなに離れていても(時間を越えても)いつでもテレパシーで仲間と通信することができる道具だったはず。
それが映画版でなんだかとんでもない無敵のアイテムに...。
何でだろう??
って。
米谷!
お前の仕業か!


親友テレカ=Gストーン(GGGで同じみ、勇者達のパワーの源・異文明テクノロジーの結晶/無限情報サーキット)はガチ。

米谷がらみでGGGとベターマンの合体作品→勇者王ガオガイガーfinalをやったんだから、是非、GGGとドラズの共同作戦をやって欲しかった...。

とうわけで、明日のこのブログの展開がもうバレバレである。

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つづきはこちら

無限のパワーだ! Gの勇者達

久々に「勇者王ガオガイガー」のビデオを見てしまった、鳥使いLANGEです。
今見ても、普通に格好いいなぁ...と思う私は、同作品の大ファンであります。
はっきり言うと、アニメはあまり興味がないのですが、ビデオまで揃えている数少ない作品のひとつです。

そもそも、この作品に出会った切っ掛けは、元オリカ研究所の研究員である親友S.Sに薦められてのこと。
S.Sは同人もやっているグループの中で、ブームの火付け役的存在で、ガオガイガーだけでなく、ポケモンやカードゲームやオリカを流行らせた張本人である。

結構波長が合うグループなので、S.Sが「良いよ」という物は、ほぼ例外なく皆が夢中になるパターンだったりします。
その中でも、ガオガイガーは本当に嵌りましたね。
波長が合うといっても、気に入るキャラはばらばらなのが常。
S.S:ソルダートJ…クールな一匹狼的キャラが好き
多美緒:獅子王凱…爽やか系・美形好み。
龍魅REO:ボルフォック・戒道 幾巳…謎めいたキャラ好き
私:超竜神…人外好き

人間キャラに全く見向きもしない自分(^^;
ガオガイガーに限らず、人間キャラを好きになることは殆ど無いですね。
メカ系は結構好きです。

ガオガイガー…初見の印象は最悪。「なんじゃこりゃ」という感じなのも、胸にライオン、肩に新幹線ついてるし(--;
こんなの何処がいいの??? と諦め半分で見た第1話。
凱が調子こいてる兄ちゃんに見える。
こいつがどう戦うのか?
粗大ゴミゾンダーロボvs凱…大きさ的に無理がある。
凱、メカライオン・ギャレオンとフュージョンし、ガイガーに。
...イマイチ格好良くない。
又してもゾンダーに追い詰められ、苦肉の策で成功率の極めて低いファイナルフュージョン決行。
ガイガーと、ライナーガオー(新幹線)、ドリルガオー(地底戦車)、ステルスガオー(ステルス爆撃機)が合体してガオガイガーになる訳だが、ここで萌えた。
かっちょいいいいいいいいいい!!!
何がかっちょいいかというと、合体シーンに他ならない。
うわっはぁー!
見せてくれるぜ。
これは最早演出の勝利だ!

これで、ガオガイガーの深みに嵌ってしまった訳でして。
ボルフォッグ…諜報部専属ロボット。
忍者みたいにすばしっこい。姿を隠したり、ガンマシンと連動した作戦、他の勇者ロボにない、多彩なる機能の数々。
このボルフォックが、2機のガンマシンと合体(三位一体)することで誕生するビッグボルフォッグ。
...って、ここでも又格好いいのが合体シーン。
更に言えば、ガンマシンと素早く分離して相手を撹乱する「超分身殺法」。
ぐぉぉぉーつ! かっちょいい!!!

マイクサンダースの変形も、ソルダートJ→キングジェイダーへのフュージョンも、兎に角、合体変形シーンの見せ方が素晴らしいのだ。

これも、監督の米たにヨシトモ氏の手腕によるもの。
一部では、過剰演出とも言われるが、合体シーンに限らず、登場人物の個性を光らせる演出には脱帽である。

そして、氷竜と炎竜。
クレーン車から変形する氷竜。消防車から変形する炎竜。
2体のシンパレートが完全同調することで、ハイパー・ビーグル型ロボ超竜神に合体する訳ですが、この過程も鳥肌物である。
合体シーンだけでなく、2体のキャラクターにも惚れた。
冷静な兄貴分の氷竜に対して、炎竜はすぐに熱くなる熱血漢。
完全同型AIのはずなのに、何処でこの差が生じたのか気になる所だ。気になるといえば、超竜神に合体することで、AIも連動する訳だが、超竜神の性格はどちらかというと氷竜に近いのだが...。
兎に角、そのひたむきさや勇気には感動である。

主役であるガオガイガーをサポートするのが超竜神の主な役割であるが、時にはその主役の見せ場をも掻っ攫うほど。

超竜神の見せ場
エピソード16「正午の悪魔」
素体のノイローゼ気味の浪人生が超大型列車砲と融合したゾンダーロボが、都内の有名大学に正午丁度に砲弾を撃ち込み、壊滅させる。
次の目標が東大であることを予測したガオガーガーの所属する地球防衛勇者隊GGG(スリージー)は、密かにビーグル形態の氷竜と炎竜を東大に派遣。
案の定、敵の目標は東大。
連絡を受けた氷竜と炎竜は、素早く超竜神に変形合体。
エネルギーを大気圏外に消し去ってしまうハイパーツール・イレイザーヘッドで、砲弾のエネルギーを消滅させる。
これで一安心...のはずが、予想外に早い2発目に、どよめくGGG。
新しいイレイザーヘッドを用意するには時間がない。
どうする、超竜神!
皆が息を呑む中、超竜神は意を決するように天空に向けて仁王立ちになると、胸に装着しているエネルギー反射盾・ミラーシールドを外し構える。
砲弾の凄まじいエネルギーは、ミラーシールドでは到底跳ね返しきれるものではないことは、自他共に分かっている。
しかし、超竜神は諦めず、人々の命を守るために自ら盾になるというシーン。
まじで息をみます、毎回。

エピソード19「滅ぶべき右腕」
凄まじいエネルギーのグランドノヴァに飲み込まれてしまったガオガイガーを救い出すため、自らの危険を顧みずに、イレイザーヘッドを打ち続ける超竜神。
何度イレイザーヘッドを使っても、グランドノヴァは膨張を続ける。
このままでは超竜神も危険だ。
「もういい、超竜神。下がれ!」
GGGの撤退命令も振り切り、イレイザーヘッドの発射時の超振動で分解寸前になりながらも諦めようとしない超竜神。
「これを打ち終えるまでは下がりません!」
最後のイレイザーヘッドを打ち終わり、その場に崩れ込む超竜神。だが、その頑張り・勇気が、ガオガイガー救出に繋がるのだ。
渾身の力でガオガイガーに駆け寄り、肩を貸す超竜神。
実にいいシーンなのだ。

エピソード28「激突! 機界四天王」
東京がゾンダーメタルプラントと化し、このままでは都民が全てゾンダー化してしまうというGGG最大のピンチ。
地下水脈で、機界四天王1人ペンチノンと壮絶な死闘を繰り広げ、共倒れになるビッグボルフォッグの活躍も感動的だが、
おとり役の機界四天王のピッツァと激しい空中戦を繰り広げるガオガーガーはどうもイマイチパッとしない感がある。
実の所、ゾンダーメタルプラントを生み出すエネルギーを生み出している機界四天王のポロネーズとプリマーダの共同作戦を止めなければ意味がないのだから。
そのメインとなる2体に単独で挑むのは超竜神。
早く止めないと人々がゾンダーになってしまう!
何度も蹴散らされながらも、捨て身のど根性作戦で2体を倒すことに成功。
...本来は、主役のガオガイガーの出番である美味しい部分を見事に掻っ攫った超竜神見事である!

そして、超竜神の最大の見せ場が
エピソード41「遥かなる凱歌」
舞台は地球軌道上。
機界四天王の親玉である原種との戦いで、原種がESウインドウ(ワームホールのようなもの)を通して小惑星帯から引き寄せた大量の小惑星を使って勇者ロボたちを攻撃。
小惑星の地球への落下を防ぐために、必死な戦いを続ける勇者ロボ。
ガオガイガーが原種を倒し、その影響下のESウインドウが閉じかけるその時、最大の小惑星が...。
戦いで傷付いた勇者達には、それを止めるすべはないし、肝心のガオガイガーも、到底間に合わない。
巨大小惑星が地球に落下すれば、未曾有の大災害を引き起こし、人類は滅亡してしまう。
唯一残された可能性は、誰かがクライマー1(エネルギー補給船兼ブースター)の最大出力を利用し、小惑星を押し戻すこと。
だが、小惑星を押し戻せば、閉じかけているESウインドウが閉ざされ、小惑星帯に取り残されてしまい、戻ることは出来ないのだ。
その役を名乗りでる弟分の撃龍神を押しのけ、クライマー1を装着すると、ESウインドウに向けて加速を開始する超竜神。
涙なくしては見れない、感動の場面である。
作戦は成功し、巨大小惑星と共にESウインドウの彼方へ消えてしまう超竜神。
「いつか必ず...いつか必ず迎えに来てくれることを信じています。それまで、弟を...撃龍神をお願いします」
自分の事を考えろよ、自分の置かれた立場を!
現実的には、超竜神は小惑星帯で戻ることもできずに野垂れ死にすることになる訳だが、そんな状況でも仲間を信じ、撃龍神を心配する超竜神。
格好いい!
格好よすぎです!

人間のドラマに泣くことは皆無。
しかし、この超竜神には何度泣かされたことか。
AIロボでありながらも、人間以上に人間らしい心を持った超竜神に、私はすっかり魅了されてしまったのであった。

文中の分からない用語や詳しいキャラクターの紹介などは、
☆「Gstone@MyHeart ~ 我が心のGストーン ~」
http://www3.osk.3web.ne.jp/~siraisi/GaGaGa/gstone/gmf.htm
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☆勇者王ガオガイガー ウィキペディア
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