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フォンテーヌブローの森の果て

兼ねてから敬愛するフランス印象画の巨匠カミーユ・コローの展覧会が、6月14日より国立西洋美術館にて開かれます。

こ、これは行かねばっ!

ルーブル美術館が全面協力し、コローの代表作である「モルトフォンテーヌの想い出」や、コローがイタリアに旅行した際に描いた「ティヴォリ、ヴィラ・デステの庭園」、人物画として名高い「真珠の女」などなど、そうそうたる作品が来日するという。

て。
昨年10月に、パリに行った際に、実際に見て来た作品ばかり...な訳ですが、やはり何度でも見たいと思ってしまうファン心理。

ちなみに、パリに行った際、半日足を伸ばし、パリ郊外のフォンテーヌブローへ行ったんですね。
ナポレオンが愛して止まなかったフォンテーヌブロー城などがあったり、フランスの歴史の中でも有名な土地ではあるのですが、パリから車で1時間余りの割には不便であり、観光客が大挙して訪れるような所ではないのですが、自分はなんとしても行ってみたいと、今回の旅行の中でも一番楽しみにしていたんですね。

フォンテーヌブローの森といえば、印象画の中でもフォンテーヌブロー派というのが存在し、コローはその代表的な画家であるわけで、実際、コローの作品群の中にはフォンテーヌブローの森を題材にした風景画が多い。
広大な森の一角ではあるが、コローの作品の舞台となった森を実際に見て、思わず感慨に耽ってしまいましたね。
時間が許せば、簡単なスケッチでもしてみたい所で、それが出来なかったのが何より残念です。

絵は昔から好きでしたが、実は風景画というのは実は長く敬遠していたんです。
「風景なんてそのまま描く位なら、写真に撮ればおk」みたいな。
でも、学生の頃、美術館見学というのがありまして。
その際に、たまたまコローの作品に巡り会ったんですね。
風景をそのまま描いたのではない、絵でしか描けない何かというんですかね?
独特の色合い、表情豊かな木々...。
その時は、画家の名前を失念してしまい、後日あの画家は誰だ!?
と書店や図書館で画集を漁ったという経緯もあります。

初めて、パリに訪れた時、ルーブルやオルセーでコロー実際の作品に再会した時、「帰ってきた」そんな気持ちで一杯でした。
それからというもの、ネットでコローの作品を漁り、コローのオレ美術館を作ってしまうほど。
暇さえあればその作品の数々に触れ、研究をしているうちに、やはりもう一度パリに行ってみたいなという思いが膨らみ、昨年、2度目のパリで、再びルーブルを訪れた時は、1度目以上の感動を覚えました。
そして、その作品の舞台となった地を見て見たいと、フォンテーヌブローへ。

ちなみに、フォンテーヌブローの外れには、コローはもちろん、ミレーやルソーと言った画家達が集まったことで有名な、バルビゾン村があります。
そこにも足を運びましたが、当時そのままの静かな村がそのまま残っていることに驚きましたね。
ミレーの家も、中は画廊になっていますが、しっかり残っています。

不便ではありますが、パリから日本語の半日ツアー見たいなのもありますので、是非一度足を運んで欲しい穴場だと思います。

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