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出会いと別れ

出会った時には、既に分かれは始まっていると言います。
出会いの数だけ、別れがあるのです。
分かれは悲しい。
ですが、分かれは新しい出会いへ通じています。
人生の中で、人は沢山の出会いと別れを経験しながら、成長していきます。

ポケカと出会い、ポケカを通して沢山の仲間や、出来事に出会いました。
勿論、すべてが楽しく愉快なものであった訳ではありませんが、それらも教訓として経験の一つに加えることが出来たという点では、決してマイナスとは考えていません。

友達との別れ。
やはり何と言ってもこれは悲しいです。
当たり前のように身近にいた友達と、分かれなければいけない瞬間。
そして、分かれて始めて分かる、仲間の有り難さ。
またまた「ポケモン不思議のダンジョン」ネタになりますが、毎日迎えに来るパートナー。
毎日毎日。。。
それが、少しだけうっとおしく感じる時。
他の仲間が敵になり、街を出て行かなければならなくなったとき。
パートナーは、一瞬、主人公の事を疑った自分を責めるんですね。

誰しも、仲間をちょっと疑ってしまう事はあると思う。
でも、それを正直に話せる人は少ない。
パートナーは、主人公を疑ってしまった事を悔い、落ち込む主人公を最後まで信じて励まし、辛い逃亡生活に愚痴一つこぼさかった。
なんという健気さ。

疑いを晴らし、町に戻ってきた主人公は、天空の塔に最後の冒険に向かう事に。
接近する隕石をレックーザに破壊してもらうよう頼む為の冒険だか、この任務の為に自分がポケモンになった主人公は、この任務を達成すれば自分は元の世界に戻れる事を悟る。
しかし、それはパートナーとの別れを意味する。
パートナーと別れたくはない。
しかし、世界を救う為には、任務を遂行しなければならない。
当然、心は揺れる筈だ。
その気持ちを必死に抑え、天空の塔へ向かう主人公。
長い道のりを経て、レックウザと対決し、レックウザに隕石の破壊を頼む。
一度は衝撃で生死を迷うものの、ゲンガーに助けてもらい、生還。
危機が救われた事で喜び合う仲間達。
しかし、主人公は元の世界に戻らなければならない。
パートナー、そして仲間たちの涙。
そして、分かれたくないという主人公の強い気持ちが、奇跡を生む訳です。

人は一人では生きていけない。
だから仲間を必要とする。
だから人は人と出会う。

分かれは、分かれる事でその相手の存在を改めて認識する瞬間だと思う。
仲間の存在の大きさと、分かれる時に流す涙の量は、きっと比例するんじゃないだろうか。

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